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2011年夏、20年来の夢だった「ユーラシア大陸の果て」を見にポルトガルへ行ってきました。                                   旅の備忘録として、これから訪れる方のお手伝いができるとうれしいです。
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フィゲイラ広場から、ベレン方面に移動するのは
15番のトラムが便利です。
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かなり小さいです。
人気路線のため、この15番はいつ乗っても満員。
観光客でいっぱい。
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トラムの中は
日本の路面電車とおなじ感じ。

日本と違うのは、ぎっしりの路上駐車とのぎりぎりの隙間にも関わらず
すごいスピードで走っています。
(ipod_Touchにて動画あり)
 
PR
ベレン地区にあり、リスボンに行くなら必ず食べておいたほうがいいのが
Pastéis de Belém の エッグタルト

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  朝なら空いているだろうと
  寄ってみると、
  なんと店の前には誰もいない!
  
  という訳で、中に入りました。


  2人で4つ注文。この大きさなら2つは軽く食べられる。


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 主人が、普通のコーヒーが飲みたいというので 
 ネスカフェ注文。
 インスタントコーヒーの小袋と、お湯が来た!
 


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中身は、とろっとしていて、卵の味がします。温かい。
ホテルで食べたのよりおいしいし、このあと、パティスリーで売っているのを何軒かで購入したけれど
出来たてだからか、ここのが一番おいしかった。

そして、入った時から店内は満員だったのだけど
まぁここもリスボンの他のレストランと同じで
最初の注文も、走り回る店員のおじさんを呼び止めてもなかなか
テーブルまで来てくれないし
お会計も、何度よんでもダメ。しばらく10分ほど待っていても捕まらず
テーブル掛のおじさんが二人しかいないのはわかるが…
小銭があったので
結局、きっちりテーブルにお金をおいて、出てきました。

お店を出るとすでに行列が
332a8219.JPG






















馬車博物館へ行き、ジェロニモス修道院へ行く時に
再びお店の前を通った時は、さらに店の前は人だかりに
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朝は8時からopenなので、 待つのが嫌なら、あさ一番がおすすめです。
ベレンの町並みです。
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 ポルトガルの家は、どれもかわいい。
 これは、玄関低すぎませんか。
 2mくらい?




 国立馬車博物館(日曜日のため無料です)

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馬車の実物をみたのは初めてかも!

かなり大きいのでびっくりしました。
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こんなに立派で
8頭立てくらいかな。
馬の馬力ってすごい。
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これはかなり小さい馬車。といっても結構大きい。

フランス革命のとき
ルイ16世とマリー・アントワネットがベルサイユから馬車で逃亡して、見つかって…という話だっけど
いちばん小さな馬車でもこんなに大きいのに、
まして大きな馬車では「そりゃ見つかるよ」とおもった。

馬車はどれも装飾が立派で、中のソファーもふかふかで立派でした。

 
8月14日(日) 3日目

馬車博物館へ行ったあと
ジェロニモス修道院へ

世界遺産。マヌエル様式の最高傑作ともいわれる。
ヴァスコ・ダ・ガマによるインド航路開拓及び、
エンリケ航海王子の偉業を称え1502年にマヌエル1世によって着工され、
1511年に回廊など大部分が完成したものの、
その後、マヌエル1世の死やスペインとポルトガルの同君連合による中断等もあり、
最終的な完成には300年ほどかかっている。
その建築資金は最初バスコ・ダ・ガマが持ち帰った香辛料の売却による
莫大な利益によって賄われ、その後も香辛料貿易による利益によって賄われた。

9時を過ぎたら日差しが強く、痛いくらいです。
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日曜日で無料のためか、すでに長蛇の列。
入るのに20分ほど並びましたが、
出てきたときは建物に沿って、さらに2倍以上の列となっていましたので
朝早く行くのがいいと思います。
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中庭を取り囲む55m四方の回廊です。
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回廊は2階建てとなっていて、1Fと2Fの設計者が違います。
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サンタマリア協会のほか、博物館も併設されているため
見どころがたくさんあり、2時間くらいは必要。
発見のモニュメント

エンリケ航海王子の没後500年の1960年に建てられた白亜の記念碑。
帆船をモチーフにして高さは52mもあります。
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昼近くになり、かなり暑い。
日差しが痛くて、この日の観光で
真黒に日焼けしてしまった。

7階展望デッキに上ろうとしたら、休館日でした。
残念。
展望台から、地上にかかれた世界地図を見ようと思っていたのに…。

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日陰には人がいっぱい。
展望台に登れないとなるとあまり見どころはない。

ここから、ベレンの塔まで、日よけのないまっすぐな通路を、さらに歩いて移動します。
発見のモニュメントからは、直線の通路があり、まっすぐ歩いて移動します。
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ベレンの塔は
河口を守る要塞として建てられた見張り塔です。
高さは35m
地上、地下を合わせると6層の構造になっています。
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やはり無料ということで長蛇の列。
平日は空いているのかは不明です。

ベレンの塔は内部の階段がせまくて一人しか通行できない。
そのため、入場してから、上階テラスにたどり着き
上階から地下をみて、塔から出るまでに2時間は余裕でかかりました。

朝こっちにきてから、発見のモニュメント、ジェロニモス修道院と
逆のルートのほうがさっさと観光できたかも。
欧米人は朝ゆっくりなので
早朝は驚くほど人が歩いていません。
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  こんな感じで
  干潮と満潮では水位が全然違います。





歩いて移動し、炎天下の中で長蛇の列
日焼け止めなんて効かないくらいよく焼けた。
3日目のランチは、ベレンの塔見学後、14時半。
疲れたしお腹すいたし、

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ベレンの塔から、北に向かって大きな通り2本目でランチをとりました。
このあたり、レストランは少ないです。
時間が遅く、お腹すいていたのでとりあえずというかんじ。
時間に余裕があるひとは、中心部まで戻ったほうがいろいろ選択肢ありです。

という訳で、「もうここでええわ」と店の中に入って行きました。
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お店の手前がcafeで、
奥深くがレストランです。
入った瞬間は、こんな奥だったら、
なかなかウェイターのおじさんに気付いてもらえず、料理も遅いのでは?と心配したが
たった一人しかいないおじさんが
走り回っていて、料理もすぐきて、会計もスムーズに終わりました。

っていうか、3日目にして
レストランのいい、悪いの基準が、「早いか・遅いか」になっている(笑)
でも日本人の方にはお勧めです。
ほかのレストランに比べてスムーズです。

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すごいボリュームでした。

魚のフライ with ライスとサラダ
ビーフステーキ ポテトとサラダ
ビール
ミネラルウォーターの大のボトル

チップ2ユーロ 含めて 18ユーロでした。

ポルトガルはほとんど外れなしで
おいしかったです。
下町の定食屋さんって感じ。

それにしても、奥のレストラン
結構、席数もあり、かつお客さんも入っていたのに
おじさん一人で、気の毒なほど走り回っていた。

ポルトガルのおじさんは
どのレストランも、走り回っている。。。
バイシャ地区にあり、移動中偶然見つけました。

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なんかこの建物、ガイドブックでみたような気がする…
と「地球の歩き方」にありました。
鳥のくちばしのような尖った石で覆われており、その形から「ダイヤモンドの家」とも呼ばれている。
現在は、公的機関に利用されている。

日曜日なので閉まっていましたが
家の前で、ポストカードのようなものを売っているため
ギャラリーか何かだろうと思っていました。

かわいい建築物がおおいポルトガルでは珍しい建物です。
くちばしの家から、坂道をテクテクあるき、
カテドラルからサンジョルジュ城へ移動します。
道は狭いし、おまけに急坂で、朝から歩きつづけているため
膝が笑って、まともに歩けなくなってきました ヽ('(ェ)';)ノっ

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 市電の12番が走っています。


 

アルファマ地区の町並み 

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ロマネスク様式の簡素なカテドラル。のちにゴシック様式の回廊
バロック様式の祭壇などが付け加えられ、さまざまな様式がまじりあっています。

ここまでの上り坂と、ここからの上り坂
ほんとうに辛い。
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  バロック様式の内陣





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  祭壇





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  正面入り口上
  バラ窓



別料金で、宝物館と回廊がみられます。
宝物館は盛りだくさん!

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回廊を抜けると
遺跡発掘中です!
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遺跡好きにはたまりません!(((((*^o^*)♪
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かなり近くで見ることができます。

ガイドブックにも遺跡があることは書かれていなかったけど
回廊はぜひ行ってください。 (2.5ユーロ)

カテドラルから、サン・ジョルジュ城まで距離はそんなにないのですが
あまりの急坂と
すでに足が棒なのとで、市電で移動しました。

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  ここが入口
  
  ここだけが桁違いに高い!

  なんと一人、7ユーロです。
   
  景色みるだけなんだけどなー。


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 入口の前の道は、
 お土産やさんがちょこっとだけあります。





空と海が青い! ポルトガルの景色です!

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サンタジェスタのエレベータが眼下に!
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サン・ジョルジェ城から てくてく坂道を歩きながら戻ります。
この坂道というやつは、かなり足にくる。もう足が…自分の足でなくなっています。
朝8時ごろから歩きまわってるし
膝が笑う とはこういう日に使う言葉です。

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  外壁のアズレージョが有名で
  展望テラスからは
  海がきれいにみえます。






そしてここからは、アルファマ路地裏散策
さらに坂道を下っていきます。

本当に階段ばっかり。もう駄目だー。

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結構、人通りがすくなく、
私ひとりなら歩かないが、主人が
観光客もいるし、るるぶにも載ってる道だから大丈夫大丈夫と、
疲れていても、なにかあればダッシュするつもりで早足で通り過ぎる。

もう少し活気があればよかったけれど
ほんとうに住居って感じで生活感があふれた通りです。

このあと大通りまででてバスで、ホテルまで戻りますが、今日は長い!

次はファド!



夕方、朝チェックアウトしたホテルにスーツケースを取りに行き
本日のホテルまで移動。
といっても目と鼻の先なのだが、
なんで!なんで!安いからってここはないわー。
というホテルでした。

しかし2人で2泊、朝食付きで 合計100ユーロ (一人1泊25ユーロだからねぇ) 

Pension flor da Baixa

ここのよいところは

おじさんがとっても親切なこと!
WIFIが無料! これは前のホテルもそうだったけど。
とにかく安い!朝食つき!

以上3点です。
詳しくは、いろいろなhotel予約サイトの口コミを読んでください。


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  ここが入口?
  えっ?
  
  真正面からみると、かなり細いです。

  そして階段。。。。



フロント2階かなぁ?とおもい登っていくと、ない。
まさか3階とか?
そしてフロントは3階ですが、客室は4階。。。。
大きなスーツケース1個と機内持ち込み可の手荷物スーツケース。
まさか4階までもち運ぶとは、
しかしまだお土産とか買ってなかったので少しは軽い。

それ以外は、快適です。
フロントのおじさん、すごいフレンドリーで親切。
だた英語がまったく通じないだけです。

ホテルの口コミにも
簡単な英語、フランス語、スペイン語も話すことはできない。
ポルトガル語オンリーです
というのがあったけど、
本当に英語が全く通じません。私が使う小学生レベルの簡単な英語、英単語すら分かってもらえず
結局おじさんとは、身振りと片言の日本語で
いや旅行っておもしろい、それでも十分やっていけます。

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  場所はこんな感じでレストラン街に面していますが
  奥の部屋だったので
  むっちゃ静かで全然問題なし。



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  部屋にトイレ、ビデ
  バスタブありです。

  バスタブは大人一人が立ってシャワーを浴びられる大きさは
  十分あり、シャワー浴びても
  床にこぼれることもないし快適
  1軒目のホテルと違って
  洗面所の水はけもよかった。
  

WIFIも無料ですが、部屋に入って接続したらPWを求められたので
ipodtouch と BlackBerry もって 片言の日本語で
「おじさん、WIFI つかいたい。 パスワード おしえて。 パスワード パスワード」と伝えると
端末ごとにパスワードをプリントアウトして
その場で渡してもらえました。

ここはセキュリティーちゃんとしていて
ピンポンおして、ドア開けてもらって中にあるフロントに入り
フロントで客室フロアの入口のドアロックを外してもらい
階段上がって、客室入口のドアを開け中にはいって
リビング?ソファーとTVのある小部屋と客室があり
客室にはもちろん鍵がついています。

ただ客室ドアは、けっこう開いてることも多かった。フロントであけてもらうのが面倒だからだとおもう。
私も下の階のフロント何度か出入りするときとか
前の店にちょこっと行く時は、宿泊フロアのドアをがちゃんと閉めずに出たり。

おじさんが英語が話せない
荷物もって上り下りがある 

ってこと以外は快適快適。っていうかやっぱりそれが一番問題だったけど。

今回もって行ってほんとうに助かったのがこの本。
いままで旅行で語学系の本は持っていったことがなかったけど
行く前にポルトガル在住の人のHPで
これは持って行ったほうがいいと書いてあったため
図書館で借りて持って行きました。

6c01b7a1.jpeg  リスボンでは、
  2軒目のホテルのフロントのおじさんが
  まったく話せなかったものの
  他では、英語が通じたので
  全然困ることはありませんでした。

  リスボン離れた瞬間から
  ホテルとツーリストインフォメーション以外
  まったく英語通じない。
  こっちが話してることを少しも判ってくれない。

  
  いろんなトラブルもこの本 1冊で解決
  
  あまりに便利だったので
  次回からは旅行のたびに
  図書館で借りに行かなくては!と思った。

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  中身はこんな感じ
  
  かつ、最後には辞書もついていて
  この辞書を使って、
  ノートに文章を書いて
  意思疎通がはかることがなんとか出来たのがとてもよかった。

一応、blackberryもあったので、1度だけ本当に困った時に
3Gでつなげてyahoo翻訳を使用したものの
それ以外は、この本だけでなんとかやりすごすことができた。
(blackberryは会社携帯で、海外パケ放題にはいっているのだが
 ポルトガルだと対象になる通信会社がなかったため、3Gに接続するのは
 ドキドキした。)

しかしやはり本には限界があるため
海外で有料wifiを常時安く使用できるようなインターネットサービスの会員になったほうがいいかなとも思案中。
2軒目のホテルでのおじさんとの会話は
ほんとうに大変で。
一応

「いやーこれが旅の楽しいところですよ!」 と強がりを言ってみる。

①チェックインしたその夜にファドに行きたかったため
おすすめのお店を教えてもらおうとしたのだけど
「ファド」というポルトガル語にしか反応してもらえず
たぶん、「すごくいいよ、いってらっしゃい」みたいな雰囲気を話していたんだと思う。

あきらめて、身振り手振りと片言の日本語と、指差し会話帳の時計のページをみせて
「おじさん、わたし ファド いく。 夜12時すぎて、ホテル もどる。
おじさん、寝てる?だいじょうぶ? 鍵 あけてもらえる?」と聞くと
「sin」 といい、おじさんの身振りで 「何時でも開けてあげます、大丈夫」と理解。
とりあえず通じた模様。というか英語より日本語のほうが通じた!
とはいううものの自分を信用できず
結局、12時くらいにはホテルに戻ってきた。。。。
ピンポンを押ししばらくすると、寝ていたであろう姿のおじさんが
扉から顔を出し、上の宿泊階の扉をあけてくれた。
おじさん、夜半にありがとう!

②朝食
朝、朝食にフロント階に行ったものの。。。
この狭い空間のどこにレストランが…朝食付きだよね。
とおじさんに聞く「おじさん、あさごはん ある?」
とおじさんは名刺をくれて、身振り手振りで外、隣りにいけと言っている。
「となりのレストラン?おじさん、お金 朝食ついてる? フリー?」とやはり片言の日本語と身振り手振りできくと
どうやら無料と言ってくれてるような気がする。

結局、1階までおりて2軒隣にあったレストラン&ホテルに入って
名刺をみせ、「隣りに泊っています。朝食ありますか」と聞くと
(ここは英語が通じた)無事バイキングが食べられた。
ホテル代に込みだったので、朝食料金もとられなかった。

③支払い
チェックアウト。これも結局は朝食食べさせてくれる隣りのホテルのフロントで払ったのだけれど
それが判らず、クレジットカード出しても 「Nao Nao」いわれるし
BILLは発行してくれるものの、おじさんはどこかに電話してるし、
「いまとなりのホテルにフロントに電話したから、隣りで支払いして」ってことだったのだが
もう少しで海外での無銭飲食になるところだった。

④荷物
ここからポルトガルを北へ移動し、最後にリスボンに戻って1泊し翌日早朝の飛行機でロンドンに飛ぶ予定。
最後のリスボンのホテルは、早朝taxiしかないため、なるべく空港近くのホテルを予約しました。

移動するのに大きなスーツケースは邪魔になる。
前日までに駅のロッカーを探したが最大24Hのとこが1か所あっただけで
他のヨーロッパの大きなターミナルのように
荷物預かり所のようなものがない。

例のごとく
手帳にポルトガル語で、 荷物 ここ 戻る 預かる など単語を書き込んで
手帳を見せながらおじさんに
身振り手振りの日本語で
 「わたしたち にもつ おもい  ここ おじさんに あずかって おねがい」と頼むと
「sin sin」 と荷物をフロント奥の部屋に持って行ってくれた。

あー通じた!おじさんちょー親切でよかった。 
というかこういうときには、本当に自分の図太さに惚れる。

うちの主人などは頼むのが面倒くさいので
ロッカーもないし持って行こう などというのだが
この時点で足を痛めていて、手ぶらで歩くのさえ涙だった自分には
スーツケース持って行くことなど考えられず
元バックバッカーなので、重い荷物はどこに行くにも自分を苦しめることは体験済みなので
小さいスーツケースだけで出かけることに必死だった。

後日、リスボンに戻ってきたときは
私は階段を上がることができなくなっていたので
主人がスーツケースをとりに行ってくれた。
「おじさんにくれぐれもよろしく言ってね」と言ったが
そもそも海外に行ったら本当にまったくしゃべらない人なので
言っても無駄だったのだが
おじさんは留守で、お掃除のメイドさんがいて
メイドさんからスーツケースを預かって下りてきた。

この旅で残念だったのが
このときおじさんにお礼を言えなかったこと。

おじさん本当にありがとう。おじさんのお陰で
楽しい旅ができました!
リスボンにいる間の予定を考えたら
この夜しかファドに行けなかったため、歩き疲れた足であったけど
強行して行ってきました!
楽しかった!哀愁ただようだけでなく、明るい歌もあったりして。

ほんとうは宿のおじさんに紹介してもらおうと思っていたのだが
おじさんがまったく英語が話せなかったため
適当に本をみながらぶらついてみようと
繰り出す。

予定では、食事をしてから12時ごろにお店に行こうと思っていたら
呼び込みのお姉さんにチラシをもらい
ファドレストランです!というので
すでに足も棒だったので、システムも判らぬまま店内へ。
結局、食事もして
サラダ1品、メイン2品、ビール、水、ワインを1本で チップ込みで 58ユーロ払いました。
ひとり3000円ほど。安かったのか高かったのかは不明です。

20時過ぎに入って、何人かの歌手が入れ替わりで歌い歌い終わると小休止みたいな感じで
団体の踊り子が出てきて舞台で踊り
その間に帰る人は席を立って って感じでそれで2時間くらい。

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 ファドのときは
 暗いので写真はこんな感じ。

 

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  小休止は
  こんなふうに10人ほど出てきて
  狭い舞台で踊り始める。



写真はないのですが…
最後の小休止のとき、客席にスタッフの人が歌いながら踊りながら入ってきて
たぶんカップルを選んでるんだろうけど
いきなりなんか重い竹のアーチのようなものを持たされ
2人で一つのアーチを持つんだけど結構重い

5組くらいがそのまま舞台まで拉致られ、いっしょに楽しく踊りました。
アーチにどんな意味っていうか
これはポルトガルの伝統的な踊りなんだろうか?

私は人の良さそうな顔をしてるのか
参加したそうな顔をしてるのか、よく拉致られることがあり
昔、エーゲ海周遊の船の中でも拉致られて
舞台でコサックダンスのようなものを踊らされたこともある。

なにしろいい思い出になったので良かったんだけど
夫婦ふたりとも舞台にでたため写真はない。
客席の人、写真撮ってる人多かったんだけど
ポラロイドじゃないから、写真あったら貰えます?ってこともないし。
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さて、この舞台から解放されたあと

これで第1部が終わったようで
10人ほどいた団体さんが席を立ち、周りも食事の終わった人から帰って行って
満席だったのが、すきすきになり
そのまま残っていて次の会を待とうとしてたんだけど
テーブル席の配置かえたり大幅にレイアウト変更があり
おまけに30分待ってもはじまらず
そのうち本当に5組くらいしかいなかったので、入れ替えかなぁと
12時前に席をたちました。

入ったときは8割くらい入ってたのが、入って30分ほどで満席になっていて
外に出た時は、次のお客さんが数組、
外に並んでいたので、観光客には入りやすいお店だったのだと思います。

楽しかったので
せひまた行ってみたい。日本だときっと郷愁あふれる歌ばかりで
たのしい感じは味わえないだろうか。

ファドの後は、明るい道をテクテクと、ケーブルカー乗って
ホテルまで帰りました。
リスボンといえばケーブルカー
リスボンにいるあいだ、ほぼ毎日乗っていたのがこのグロリア線です。

デザインもすごくかわいいし。
観光客でいつも満員。

乗るたびに運転手さんの横に陣取り
ビデオ回したり、カメラ回したり
すごく短いのですが乗りごたえありです。

このケーブルカーは下りなので
最終日に主人に走ってみれば?といったところ
下りなのでいける と 途中ケーブルカーに抜かれたものの
最後は、追いついて一緒に下りてきました。


夜の10時を過ぎてもこの人だかり。
電車がつくと写真を撮る人ばかりなので、ほぼ全員観光客。
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こんなに急な坂道のため、あるいて坂道登るのは本当に大変。
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いつもここの席
運転席の隣りです。
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  すごい狭い席なのに
  電車はいつ乗っても満員でした。




8月15日(月) - 4日目-

この日は、自分にとっては旅行のメインイベント「ロカ岬」
ユーラシア大陸の一番端をこの目で、この足で確かめたくって
ずっーと行きたかったポルトガルがここにあります。

この日の予定は
ロシオ駅 → シントラ駅 シントラ観光
シントラ ~バスに乗って → ロカ岬へ
ロカ岬 → バスで移動 → カスカイスへ

と盛りたくさん。
私の旅行のもう一つとして「世界中の海で泳ぎたい!」という目的もあり
そのためにこのカスカイスには寄り、大西洋で泳ごうと水着も持参。
タオル、ビーサン持参のため結構な荷物になった。

しかしこの日、本当にいろいろな事件があり
自分の人生の中でも忘れられない日になりました。

朝、8時にロシオ駅を出発!
この日は、Bilhete Train&Bus という一日券を購入します。(€12)
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 図書館で借りたThomascookのコピーで
 電車を確認し
 出発!
シントラまでは約40分です。

1つ目の事件。
シントラ駅の一つ手前にも、同じような名前の駅があり
結構ここで降りる人が多かったため、主人が扉が閉まる直前に降りて
やっぱり違うと、列車に戻ったのですが
そのとき電車のドアに挟まれてしまった。
まぁ、なんともなかったんだけど、びっくりした。
とりあえず電車に乗れたからよかった。

2つ目の事件。
シントラ駅に到着。
ホームの近辺に駅員さんがなく、onedayチケットだと
touch式の改札が開かず、
困り果てて私は、改札を通って行く人について出たんだけど
ついて行った人がゆっくり通るものだから(別にその人は悪くない)
案の定、私は体半分が改札のバーに挟まれ…
あーーもう、朝から何どんくさいことやってんねん状態。
両腕がっちり挟まってしまった。
田舎の駅だから仕方ないにしても、電車到着したときくらい窓口から来てほしかった。

シントラは山沿い?山?なので
リスボンとは別の国です。リスボンなら9時過ぎると太陽サンサンなのに
霧でかすんで、小雨と霧とで空気がしっとり
かなり寒い。水着の上にTシャツ、パーカーを着ていて
その上に、雨用ウインドブレーカーを来て、ちょうどって感じ。
足元は、水着の上に半ズボンだったので、ちょっと冷えます。

シントラは、もともと霧が多く、きれいに景色が見えることもまれらしいので
今日はハズレだったかもしれません。

写真はロシオ~シントラ車内です。朝早いせいかガラガラ
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リスボンの西28km 「エデンの園」とも言われる世界遺産の町。 深い緑の山中に王宮を中心として別荘が点在します。 シントラ駅です。
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リスボンと違って静かな町。駅前通りです。



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<山沿いの町の雰囲気。
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王宮広場
映画の撮影かなぁと見ていたのですが、イベントのようでした。
こんな閑散としてるのにイベント?と思った。
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王宮から山のほう(ムーア城跡、ペーナ宮殿)を見上げても
この天気。霧でまっしろ。
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ムーア人が残した建物を礎にし 13世紀末にディニス王が王宮の原型を整備。
1世紀初頭、ジョアン1世が大増築工事を行い王宮の基礎を築いた。

入場料は€5とのことだが なぜだろう、受付の人にfreeといわれ、そのまま入場。 雨だから?早朝割引? 9時半のopenを待って入場しました。
「no photo」のところが多いのですが、ここは写真OKでした。  

c07c1991.jpeg
  白鳥の広間
 宮廷舞踏会として用いられた大広間
 夫婦円満の象徴として
 天井に描かれた27羽が
 すべて異なる構図で描かれています。





67f0e719.jpeg








cbd5fc0b.jpeg  
  厨房 
  33mの高さと、円錐形が特徴的な
  2本の煙突の下に位置します。
  
  



ac5322ac.jpeg

 カササギの間
 
 カササギ(おしゃべり・かしましい)のモチーフと
 POR BENNE(善意の接吻)の文字が
 天井一面を覆っています。
 
壁のアズレージョがとてもきれいです。

アラブの間
15世紀にセビーリャで焼かれた多彩色のアズレージョが壁を飾る。
アズレージョは国内に現存する最古のものです。
ムーア人は、中央にある噴水を取り囲んで
宴を催したという。
3d260049.jpeg


















紋章の広間
ドーム天井一面に16世紀の王侯貴族の紋章が掲げられた最上部の間。
壁のアズレージョは18世紀のもの。
525042ce.jpeg
































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