忍者ブログ
2011年夏、20年来の夢だった「ユーラシア大陸の果て」を見にポルトガルへ行ってきました。                                   旅の備忘録として、これから訪れる方のお手伝いができるとうれしいです。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2軒目のホテルでのおじさんとの会話は
ほんとうに大変で。
一応

「いやーこれが旅の楽しいところですよ!」 と強がりを言ってみる。

①チェックインしたその夜にファドに行きたかったため
おすすめのお店を教えてもらおうとしたのだけど
「ファド」というポルトガル語にしか反応してもらえず
たぶん、「すごくいいよ、いってらっしゃい」みたいな雰囲気を話していたんだと思う。

あきらめて、身振り手振りと片言の日本語と、指差し会話帳の時計のページをみせて
「おじさん、わたし ファド いく。 夜12時すぎて、ホテル もどる。
おじさん、寝てる?だいじょうぶ? 鍵 あけてもらえる?」と聞くと
「sin」 といい、おじさんの身振りで 「何時でも開けてあげます、大丈夫」と理解。
とりあえず通じた模様。というか英語より日本語のほうが通じた!
とはいううものの自分を信用できず
結局、12時くらいにはホテルに戻ってきた。。。。
ピンポンを押ししばらくすると、寝ていたであろう姿のおじさんが
扉から顔を出し、上の宿泊階の扉をあけてくれた。
おじさん、夜半にありがとう!

②朝食
朝、朝食にフロント階に行ったものの。。。
この狭い空間のどこにレストランが…朝食付きだよね。
とおじさんに聞く「おじさん、あさごはん ある?」
とおじさんは名刺をくれて、身振り手振りで外、隣りにいけと言っている。
「となりのレストラン?おじさん、お金 朝食ついてる? フリー?」とやはり片言の日本語と身振り手振りできくと
どうやら無料と言ってくれてるような気がする。

結局、1階までおりて2軒隣にあったレストラン&ホテルに入って
名刺をみせ、「隣りに泊っています。朝食ありますか」と聞くと
(ここは英語が通じた)無事バイキングが食べられた。
ホテル代に込みだったので、朝食料金もとられなかった。

③支払い
チェックアウト。これも結局は朝食食べさせてくれる隣りのホテルのフロントで払ったのだけれど
それが判らず、クレジットカード出しても 「Nao Nao」いわれるし
BILLは発行してくれるものの、おじさんはどこかに電話してるし、
「いまとなりのホテルにフロントに電話したから、隣りで支払いして」ってことだったのだが
もう少しで海外での無銭飲食になるところだった。

④荷物
ここからポルトガルを北へ移動し、最後にリスボンに戻って1泊し翌日早朝の飛行機でロンドンに飛ぶ予定。
最後のリスボンのホテルは、早朝taxiしかないため、なるべく空港近くのホテルを予約しました。

移動するのに大きなスーツケースは邪魔になる。
前日までに駅のロッカーを探したが最大24Hのとこが1か所あっただけで
他のヨーロッパの大きなターミナルのように
荷物預かり所のようなものがない。

例のごとく
手帳にポルトガル語で、 荷物 ここ 戻る 預かる など単語を書き込んで
手帳を見せながらおじさんに
身振り手振りの日本語で
 「わたしたち にもつ おもい  ここ おじさんに あずかって おねがい」と頼むと
「sin sin」 と荷物をフロント奥の部屋に持って行ってくれた。

あー通じた!おじさんちょー親切でよかった。 
というかこういうときには、本当に自分の図太さに惚れる。

うちの主人などは頼むのが面倒くさいので
ロッカーもないし持って行こう などというのだが
この時点で足を痛めていて、手ぶらで歩くのさえ涙だった自分には
スーツケース持って行くことなど考えられず
元バックバッカーなので、重い荷物はどこに行くにも自分を苦しめることは体験済みなので
小さいスーツケースだけで出かけることに必死だった。

後日、リスボンに戻ってきたときは
私は階段を上がることができなくなっていたので
主人がスーツケースをとりに行ってくれた。
「おじさんにくれぐれもよろしく言ってね」と言ったが
そもそも海外に行ったら本当にまったくしゃべらない人なので
言っても無駄だったのだが
おじさんは留守で、お掃除のメイドさんがいて
メイドさんからスーツケースを預かって下りてきた。

この旅で残念だったのが
このときおじさんにお礼を言えなかったこと。

おじさん本当にありがとう。おじさんのお陰で
楽しい旅ができました!
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ブログ内検索
バーコード
プロフィール
HN:
tabisuru_momosuke
性別:
女性
アクセス
旅の指差し会話帳 ポルトガル  HOME  fado 

material:ふわふわ。り  template:ゆずろぐ

忍者ブログ [PR]