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2011年夏、20年来の夢だった「ユーラシア大陸の果て」を見にポルトガルへ行ってきました。                                   旅の備忘録として、これから訪れる方のお手伝いができるとうれしいです。
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8月15日(月) - 4日目-

この日は、自分にとっては旅行のメインイベント「ロカ岬」
ユーラシア大陸の一番端をこの目で、この足で確かめたくって
ずっーと行きたかったポルトガルがここにあります。

この日の予定は
ロシオ駅 → シントラ駅 シントラ観光
シントラ ~バスに乗って → ロカ岬へ
ロカ岬 → バスで移動 → カスカイスへ

と盛りたくさん。
私の旅行のもう一つとして「世界中の海で泳ぎたい!」という目的もあり
そのためにこのカスカイスには寄り、大西洋で泳ごうと水着も持参。
タオル、ビーサン持参のため結構な荷物になった。

しかしこの日、本当にいろいろな事件があり
自分の人生の中でも忘れられない日になりました。

朝、8時にロシオ駅を出発!
この日は、Bilhete Train&Bus という一日券を購入します。(€12)
ticket_0814.JPG

 


thomascook1.JPG
 図書館で借りたThomascookのコピーで
 電車を確認し
 出発!
シントラまでは約40分です。

1つ目の事件。
シントラ駅の一つ手前にも、同じような名前の駅があり
結構ここで降りる人が多かったため、主人が扉が閉まる直前に降りて
やっぱり違うと、列車に戻ったのですが
そのとき電車のドアに挟まれてしまった。
まぁ、なんともなかったんだけど、びっくりした。
とりあえず電車に乗れたからよかった。

2つ目の事件。
シントラ駅に到着。
ホームの近辺に駅員さんがなく、onedayチケットだと
touch式の改札が開かず、
困り果てて私は、改札を通って行く人について出たんだけど
ついて行った人がゆっくり通るものだから(別にその人は悪くない)
案の定、私は体半分が改札のバーに挟まれ…
あーーもう、朝から何どんくさいことやってんねん状態。
両腕がっちり挟まってしまった。
田舎の駅だから仕方ないにしても、電車到着したときくらい窓口から来てほしかった。

シントラは山沿い?山?なので
リスボンとは別の国です。リスボンなら9時過ぎると太陽サンサンなのに
霧でかすんで、小雨と霧とで空気がしっとり
かなり寒い。水着の上にTシャツ、パーカーを着ていて
その上に、雨用ウインドブレーカーを来て、ちょうどって感じ。
足元は、水着の上に半ズボンだったので、ちょっと冷えます。

シントラは、もともと霧が多く、きれいに景色が見えることもまれらしいので
今日はハズレだったかもしれません。

写真はロシオ~シントラ車内です。朝早いせいかガラガラ
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リスボンの西28km 「エデンの園」とも言われる世界遺産の町。 深い緑の山中に王宮を中心として別荘が点在します。 シントラ駅です。
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リスボンと違って静かな町。駅前通りです。



69b359aa.jpeg


<山沿いの町の雰囲気。
59abae6c.jpeg

王宮広場
映画の撮影かなぁと見ていたのですが、イベントのようでした。
こんな閑散としてるのにイベント?と思った。
0be7f382.jpeg






王宮から山のほう(ムーア城跡、ペーナ宮殿)を見上げても
この天気。霧でまっしろ。
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ムーア人が残した建物を礎にし 13世紀末にディニス王が王宮の原型を整備。
1世紀初頭、ジョアン1世が大増築工事を行い王宮の基礎を築いた。

入場料は€5とのことだが なぜだろう、受付の人にfreeといわれ、そのまま入場。 雨だから?早朝割引? 9時半のopenを待って入場しました。
「no photo」のところが多いのですが、ここは写真OKでした。  

c07c1991.jpeg
  白鳥の広間
 宮廷舞踏会として用いられた大広間
 夫婦円満の象徴として
 天井に描かれた27羽が
 すべて異なる構図で描かれています。





67f0e719.jpeg








cbd5fc0b.jpeg  
  厨房 
  33mの高さと、円錐形が特徴的な
  2本の煙突の下に位置します。
  
  



ac5322ac.jpeg

 カササギの間
 
 カササギ(おしゃべり・かしましい)のモチーフと
 POR BENNE(善意の接吻)の文字が
 天井一面を覆っています。
 
壁のアズレージョがとてもきれいです。

アラブの間
15世紀にセビーリャで焼かれた多彩色のアズレージョが壁を飾る。
アズレージョは国内に現存する最古のものです。
ムーア人は、中央にある噴水を取り囲んで
宴を催したという。
3d260049.jpeg


















紋章の広間
ドーム天井一面に16世紀の王侯貴族の紋章が掲げられた最上部の間。
壁のアズレージョは18世紀のもの。
525042ce.jpeg
































シントラ到着後、
酒屋でチョコレートカップに入ったジンジャー酒(€1)をいだだき
王宮を見学し
シントラ名物ケイジャーダを食べて、
小雨で肌寒いということを除けば、あらかじめの予定通りでした。

あーーあとから振り返っても後悔しきれない出来事が。

このあと、バスに乗って
ムーアの城跡とペーナ宮殿を見学予定で

バス停をみると、15分に1本のバスが到着していました。

あれ、乗らなきゃ! と 雨の中の石畳を走ったところ
案の定、雨の石畳…
左足が歩道から滑り落ちて(微妙な段差だった)バランスくずし前にバタンとこけました。
見事に、きれいにこけた。

こけた瞬間、ぶちっ って音が聞こえたので
あーー折れた!と思ったけれど
10秒くらいそのままカエルのように地面にはいつくばっていたものの
起きてみたら、痛いながらも立ち上がれた。
折れてない!やったー!
膝すりむいて血だらけだけど、とりあえず良かった良かった。

立ち上がってから、到着した主人にも
「雨やのに走ったら、こけるに決まってるわ。立ち上がらないから折れたと思ったr大丈夫やったな」と言われ。
あーどんくさいと
間に合ったバスに乗り、汚れた体をタオルで拭いてバンドエイド貼り
左足は痛かったけど、捻挫程度に考えていました。

その日はこの後もいろいろあったものの
何とかやり過ごし、リスボンに着いてから薬局にいきました。
薬局でおばさんに捻挫したことを伝えると
アイススプレーと、足首の固定バンドをだしてくれて購入。

結局、無茶苦茶痛いものの、冷却スプレーでだましだまし
旅行は続けました。

しかし、帰って病院行ってびっくり。
左足じん帯断裂。
ほんとは1週間は、歩いたりとか駄目で安静していないといけなかったらしく
「どうりで痛いはずだ」と納得した。
病院いったのが、すでに1週間後だったわけで
先生にも「よくこれで歩いてましたね。」と感心され
普通に歩けるようになるまでに2カ月かかり
結局、4ヶ月後の12月末まで病院に通って
痛みが完全にとれるのは、年末年始、実家でおとなしくしてたら治ったようです。

旅行中にけがしたのはこれが初めてで
おまけに旅行中盤だったから、このあとも痛いのに
主人は全然そのことにも気付かず、
旅行の楽しさ半減。
そして帰ってきてからも
東京メトロって、全然エレベータもエスカレータもないから
通勤電車と、往復の通勤が辛くて辛くて、
なんであのとき走ってしまったんだろうと

よく後から思い出したら笑い話というけれど
ほんとうに黒歴史で、笑えない。
7-8世紀にムーア人によって築かれた。
現在は廃墟のようになっていて
城壁の塔にのぼるとシントラの町と大西洋が望める

e2764ac9.jpeg 
 こんな感じで山道
 (対向車も通れないよ)
 バスが進んでいくのですが
 みえる眼下は真っ白で
 すごい霧です。
 

というわけで、ムーアの城跡はパスし、バスから降りずにそのまま
ペナ宮へ向かいます。

もやのかかりやすい高地のため、見学は午前中に!という注意書きを信じて
きたものの、この小雨と霧では視界がゼロです。

行くなら午前中の晴天の日をおすすめします。
この旅行の、わたしにとっては
このためにポルトガルまで来た!
ユーラシア大陸の端、ロカ岬。
アジアの一番東にある小さな島国から、陸地の終わりをみるためにここまできたのに。

本当に雨女だ。
午前中、ずっと霧でまっしろ。しっとり濡れている。
おまけに朝にコケタ左足の痛みは尋常じゃないほどで。

ペナ宮見学のあと、バスで戻ったんだけど
渋滞がすごい。ぜんぜんバス進まないし…。
こんな事じゃ、ロカ岬行きのバスに乗り遅れてしまう!

シントラ~ロカ岬行きのバスは、webで公開されています。
本数が少ないため必ず時間確認が必要です。
1時間に1本しかなく
このときは、12時55分のバスに乗ろうと思っていて
余裕をもってランチを食べてからバスに乗るつもりでした。
しかし
結局時間が無くなってしまったので、バスを待ってる間に
主人がパニーニを買ってきてくれたので
バス停で座って待っていました。

が、待てど暮らせど、バスが来ない
他行きのバスは、最初のうちは何度か来ていて。。。

バス停は満員で
座っているベンチを立つと、席がなくなる心配はあり
主人はどこに行ったか行方不明で(バスが来るまで近くのbarで飲んでいたらしい)
おまけにこの後、カスカイスで泳ごうと思ってたので
荷物も多く、一人で持ちきれないため
バスの運転手にも聞けずイライラは募るばかり
1時間待って、次のバス 14時10分のバスも来ないため
とうとう席を立って
来たバスの運転手さんに
Cobo de Roca 行きのバス1時間以上待っている というと
「今日はバスが休み、むこうのバス停で○○番のバスに乗って」
(バスの番号が聞き取れない!)という
「なぜ?1日?休み?」と聞いたところで
ポルトガル語の出来る人が来て
ワーワー言って納得して、運転手さんの言った方向へ移動していった。
そしたらそこいらにいた10人ほども
ワーワー話しながら移動していく。
一緒に行って聞きたいものの、荷物があるし
主人は戻ってこないし…

2人、残されたのが自分と、Chineseのバックパッカーの女の子だけで
「なに話してたの?」と聞かれ
「1日中バスは来ない。隣りのバス停からバスがあると言ってた」
「なぜ?バスは隣りのバス停ならあるの?」
「わからない」

結局、隣りのバス停まで見に行こうということになり
主人は待っていても不明なので
二人で、隣りのバス停まで歩き始めた。
そしたら、「どこ行くの!」と主人が戻ってきたので
一応、バス停の見えるところにいたらしい。
「わからんけど、バスはここには来ないから隣りのバス停まで移動する」と
3人でとなりのバス停へ。
もう足が痛くって、泣きそう。
そしたら、また主人は行方知れずになるし!もう腹がたつ!
英語話せない聞き取れないのはいいけど
人の足をひっぱるな。邪魔するなと怒鳴りそうになる。
あんたがフラフラしなければ1時間以上前に、他の人に聞けたのに。

そこのバス停にいたご夫婦に
Chineseの子が、ロカ行きのバスのことを聞くと
「今日は自転車のロードレースがあるから
ロカ行きのバスはお休みよ!」と言われた。
結局、ここからはバスで
カスカイスまで、歩いて10分ほどのところにあるバス停まで行けるということが判った。
「カスカイスからなら、ロカ行きのバスはありますか?」と聞いたところ
「それは自分たちには判らない」と言われてしまった。

ロカ岬に行くためにここまで来たのに
足は痛いし、主人はいなくなるし…

結局、足をひきずり主人を探しに元来た道を歩いていたら
こちらに戻ってきたので
説明したら、それならタクシーで行こうと言ってくれた。
タクシーで行くなら、さっきの子も乗せて行くわと、タクシーに乗って戻ったら
もうバスが行ったあとで、バス停は誰もいなかった。。。。
もう!フラフラしてる間にタクシー乗れたらよかったのに
また怒りが。

まぁタクシーでも30分ほどで値段はチップ€1で、€23.35で到着。

さてここからの帰りはどうするか
運転手さんに
ここから帰り待っててもらえないかと頼んだところ駄目という。
きょう、ロードレースでバスが休みでシントラに戻れないんだけどというと
「ここからカスカイス行きのバスにのって」という
「バスが休みで」というと
「そこにinfomationがあるから、そこからタクシー電話で呼んだらいい」という
結局、5分ほど押問答の末
(どうやら地区が違うため帰りにお客さんを乗せられないということで諦めた
タクシー下車。

観光後

カスカイス行きのバス停は結構人が並んでいて
infomationでも、前のバス停からバスでてるよと言われて並んでいると
時間ぴったりにカスカイスからのバスが到着!

バスにあの子が乗ってきてないかと探していたら
先ほどのchineseのバックパッカーの子が降りてきました!
あーよかった。
でも結局、2時間近くかかって移動してきたんだ。。。

「ごめんね、taxiできたんだよ。
あなたはすでにバスに乗った後で…」

名前も聞かずじまいだったけど
本当に到着できてよかった! Bon Voyage

さてホテルに戻って調べたところ
この日は、自転車のロードレースの大会があり
ロカ岬とシントラの間のバスは休みだったようです。
こればっかりは事前にサーチ出来ていなかった。

朝、ペナ宮へ行くバスに乗ってるとき
バス道から外れた山道を
マウンテンバイクが集団で走っているのがチラチラ見えて
ここは自転車で登ってくるひと多いんだなぁと能天気に思っていた。
ペナ宮から戻るバスの渋滞もこれが原因。

カスカイス行きのバスは、時間ぴったりに到着してたし
なにも無ければバスは遅れない。
バスが遅れるときは、こういうイベントがあるということをでした。
外国だから、時間にルーズなんだろうっての間違いです。
時間に来ないときは、すぐ確認すること!
ロカ岬 
ユーラシア大陸最西端の岬です。

やったー。やっと来た!今回の旅では来ることができないと一瞬諦めたけど
やっと、本当にこれた。うれしー という気持ちよりも

まっしろ やん。

写真とちがう。
青い空、青い海、ここが
陸の終わり、海の始まり じゃないのか…

タクシーに乗っていたときから、どんどん山に入っていくので
ロカ岬って、海じゃないんですか?と不安に思っていましたが
そうでう、山の中です。

霧でまっしろ。からだしっとり濡れています。
0c1bca79.jpeg

  
  景色が見えません…

  ここに地終わり海始まるOnde a terra acaba e o mar começa





3afb5ff7.jpeg
  ここから先
  海はじまってるそうですが
  顔だしても
  なんとなく海が始まってる?
  


b9ad281a.jpeg  
  すごい断崖絶壁っていうのは
  わかる。
 
  山頂なので、風が尋常じゃなく強くて
  立ってられないし
  寒さMAXです。
  おまけに足の痛みもMAXです。



お約束のユーラシア大陸最西端到達証明書です。 @ €5.2 です。

名前と、15 August 2011 は、その場で書いてくれます。

達筆!

しかし、この天候。。。

これは、もう一度再チャレンジ!
いつか、また何十年かかるかわからないけど
いつかきっと
はっきりと、ユーラシア大陸の終わりを見にきます!

38c9eabe.jpeg


 

  



  



 
シントラ ~ ロカ岬 ~ カスカイス

アクシデントを乗り越えて当初の予定どうり、移動。

旅の目的のひとつ

世界中の海で泳ぎたい! 

子どもみたいな夢だけど、泳げるところでは必ず泳ぐ。
太平洋、日本海、東シナ海
エーゲ海、インド洋、ここまでは泳いだけど

忘れてないよ!大西洋!
ヨーロッパを放浪してたくせに、いまだ泳いだことがないけど
今回の旅行は、大西洋で泳ぐ!

バスで、ロカ岬を出発して
数分、山から下山した途端

まぶしー、暑い! さっきまではどこの国にいたんだ?

雲ひとつない青い空! 

ビーチは足の踏み場もないけど
水着に着替えてGO! GO!
baa4448c.jpeg




















あれ?海はガラガラ
水辺に子どもがいるだけ?

いえーぃ と 海まで走った途端 (足の痛みなんてふっとんだ!)

ぎゃーつめたいっ! えっ? 無理無理無理。

心臓まひ起こしそうなくらい、冷たい。
よく海つかってるな というくらい。

足の踏み場もないビーチと、泳いでいない海。。。。。

えっ?大西洋って泳げないんですか?
e0ed4d71.jpeg



















「なんや海はいらへんのか!」という主人とタッチ交代

うぁーつめたっ! 冬の海や!無理無理

二人とも撃沈。

水の温度が違う。体あったまってるとか関係なく。
浜がこんなに砂熱くなってて
太陽がんがん照りつけてるのに
氷のような海。3分ほど足つけただけで凍える。

えっ なんで!
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